病院死、在宅死の比率の変化

図 日本における死亡場所の推移
備考 厚生労働省 「人口動態統計年報 主要統計表」より作成
1990年以前は老人ホームでの死亡が在宅に含まれていた。

 日本では、高度経済成長による都市化や家族の核家族化が在宅死を減少させ、1976年以降、病院死は在宅死を上回るようになりました。現在世界で病院死が80%以上の国はノルウエーやカナダ、日本ですが、アメリカやイギリス、ドイツでは50%前後だそうです。

 1950年代までは在宅死が当たり前であったことを考えると、日本人の「死に場所」は劇的な変化を遂げたことが分かります。在宅死の数値は2005年頃には12.2% となり、最も低い数値を示しましたが、その後は極めてわずかでありますが増加に転じ現在に至っています。

参考

● 浅野信久訳 『The OECD Health Project高齢者介護』新社会システム総合研究所, 2006