「夕暮れ時に、光がある」

樋野興夫先生 (順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授・一般社団法人がん哲学外来理事長)

人間、いかなる境遇にもかかわらず、「夕暮れ時に、光がある」(ゼカリヤ書14章7節)である。

2015年4月19日の午後、札幌グランドホテルで、『新渡戸稲造「武士道」出版115周年記念シンポジウム「新渡戸稲造とがん哲学外来?純度の高い専門性と社会的包容力?」をする機会が与えられた。

会場は、満員であった。

「お互いに、ジェラシーが生まれない、異分野の交流」の大切さを述べた。

今後、定期的に、年一回、地元の有志による、「新渡戸稲造シンポジウム」が、企画されることであろう。来年は、「札幌農学校開校140周年」である。「21世紀の遠友夜学校」の時代到来でもある。